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Enjoy Beingにこめた想い
この言葉に込めた想いをお話しする前にWell-beingについて少し触れておきたいと思います。
Well-being とは「よい状態」「よく在ること」もともとWHO(世界保健機関)で「健康」を定義づけるために用いられた言葉ですが、2015年には持続可能な開発目標(SDGs)目標にも掲げられ、現在では物質的な豊かさを超えた人々の幸福度や満足度を測る指標として注目を浴びる概念となっています。
それに伴い、Being「在ること」という言葉も「在り方」という意味合いを帯びて使われるようになり、客観的に「どう存在するか」という「状態」だけではなく、主体的に「どう在りたいか」「どう在ろうとするか」という「意志」「選択」「行動」が問われているように感じられます。
Enjoy Being 〜今この瞬間を楽しむ〜
直訳すると「…であることを楽しむ」です。Being を「存在」ととらえるならば「存在を楽しむ」となります。
enjoy being myself.
わたしであること(そのもの)を楽しむ
自分自身の存在をありのままに受け入れ、楽しむことができたら、、、想像してみてください。
enjoy being here now
今ここに居ること(そのもの)を楽しむ
enjoy being alive
生きていること(そのもの)を楽しむ
どれもこれも私にはできていなかったなあ、と思う場面がたくさんあります。だからこそ、それができていたら、人生がもっと豊かになるなあ、と改めて考えるようになったのです。
人は、多かれ少なかれ誰しも、今よりもっと「認められたい」「承認されたい」という欲求があるものです。それゆえ、今ここにある状況に不満を持ったり、満たされない気持ちになるということも少なくないのではないでしょうか。
ですが、全ては「今ここ」から始まるのです。
だから、今を受け入れる、今を大切にするところから、これから先の全てが作られていくのです。
enjoy being alone
一人でいることを楽しむ
enjoy being with you
あなたと一緒にいることを楽しむ
一人で居ると「ひとりぼっち」とネガティブに捉えてしまうこともありますが、人疲れしたとき、ふと一人で居られることにホッとする瞬間もあります。
一方で、誰かとともに居られることを有り難いと思う瞬間もありますが、あまりに当たり前すぎて、そのことに気づかないことも多くあります。
一人で居るときは一人を存分に楽しみ、誰かといるときは、その誰かと居られることを楽しむ、そんな在り方ができたなら、その瞬間瞬間がより豊かなものになるような気がします。
enjoy being able to play
プレーできていることを楽しむ
enjoy being able to work
働けていることを楽しむ
スポーツ選手を例に考えてみると…
存分に力を発揮した一流のアスリートがインタビューで口にする言葉として「楽しむ」という言葉が本当に多く聞かれます。逆に緊張やプレッシャーで楽しめなかったとき、力を発揮しきれずに終わってしまった悔しさを語る場面が多く見られます。そんなアスリートの姿に、楽しむことがいかに大切かをいつも教えられます。
ビジネスマンもまた然りです。
もちろん、到底好きになれない場面、楽しいと思えない場面、「最悪」と思えるような場面だってあることでしょう。ですが、もしかしたら、そんなときですらも、見方を変えれば、何かを自分に得させてくれる貴重な瞬間なのかもしれません。Enjoy Being。。。さあ、あなたも今をもっと大切に、楽しいときに変えてみませんか。
おまけの話
ちなみに、、、英語圏で ‘enjoy’という表現は、単に「楽しむ」というだけでなく、「習慣的に〇〇を楽しむ」=「〇〇が好き」という意味で使われたり、「十分に満足する」=「堪能する」という意味で使われたりするそうです。日本語よりもずっと幅広い意味で使われていて、楽しむことに積極的な姿勢が感じられますね。
また、日本語では「楽しむ」よりも「楽しい」や「楽しみ」という表現が圧倒的に多く使われますね。
「楽しい」という言葉は、状態を表す言葉として使われることがほとんどですが、‘enjoy’という言葉は動詞です。英語圏の人々が「楽しむ」は積極的に自分で作るものと捉えているのに対して、日本人は「楽しみ」を受け身的に待つ姿勢で生きてきたのかもしれません。・・・さて、あなたはどうですか?